本当の奇跡を知ってしまったから



タイトルからして脳内お花畑感が漂っていて辛いけど嘘は言ってないのでこのままのテンションでいきます。ドリフェス!の終了を受けて煮えたぎる想いを消化するべく、書き殴りました。全て自分語りですし、他者への配慮が足りない文章ですのでご注意ください。

 



先日の緊急生配信からそろそろ一週間が経とうとしています。いま自分で"一週間"と打っていて嘘だろと思ってしまいましたし、ドリフェス!に触れてきた人達にとってもあまりに虚しく過ぎ去った一週間だったんじゃないかと思います。

 

配信中、最初の雰囲気でああこれは良くないやつだと察してから、最後まで嘘だと言ってくれることを願って見ていました。そんなことをする人達じゃないのは今までの彼らの姿からわかっていたんですけどね。

翌日はびっくりするぐらい元気でした。武道館絶対に楽しみたい!って声に出して話せるくらいには。たぶん物分かりのいいファンでいたかったんだと思います。でもその翌日は恐ろしいほど落ち込みました。実は少し前に心の調子を崩してしまったことがあるのですが、あの時の感覚が蘇りました。何をしても元気になれなかったし怖かった。このまま立ち直れないのではとすら思った。でも他のファンの方々のブログを読んで、落ち込んでいる場合ではないと思い直し、今に至ります。

 

 

さて、やっとタイトルの話をします。

一年程前まで、私はすごく不幸でした。こいつ何言ってんだって感じですよね。わかります。でも私のことだから私が不幸だと思えばそれは不幸なんです。かなり可哀想な奴に見えますが実際そうでしたし、同情も欲しかったんだと思います。それくらい他者との心の繋がりが無かった。心が貧しかった。

そんな中でドリフェス!と出会いました。私はアニメ1期から入った人間で、7話でKUROFUNEぶっ飛んでんなと思った直後8話でいつきくんに落ちました。6話までは流し見ていたのに、ほんと人生何があるかわかんないね。その後8話を何度も見返してはいつきくんの人生に想いを馳せたり(7話以前は録画を消してた)、9話ではDearDreamの頑張る姿と中の子達の本人モーションにめちゃくちゃ感動したりとこの頃は普通にアニメドリフェス!を楽しんでいた。

3次元方面に関してこの時点ではキャストが若手俳優だということしか知らなかったと思います。1話を見たときも演技が下手だとは特に思わなかったし。伝えたいことがしっかり感じられる自然な演技で、むしろ好感を持って見てました。

また、アニメに出てくる「エールはドリカで示すもの」という言葉にも心惹かれました。だってエール=ドリカということはドリカ=お金ですから、エール=お金という図式が成り立つんです。何これわかりやすくて単純明快サイコー超えてる!と思いました(お金はエールだけどエールを送れるのはお金だけじゃないから成り立ってはないっしょ…!)。ダウンロード数に貢献しようと思って落としたアプリでも現金で直接ガチャが引けて驚きました(これはゲームコンセプト的な話ですが)。他の音楽ゲームも嗜む人間としては、そのあっけらかんで正直な感じがなんだかいいなと思っていました。

3次元方面にも興味が湧いたのは10話でした。びっくりするほど5人の演技が良かった。特に、奏くんと純哉くんのやり取り、二人の感情があまりにも胸に迫ってきて、年甲斐もなく声をあげて泣いた。あと純哉くんの迷いにこんなに優しい回答を用意してくれた脚本にも感動した。ここで「ドリフェス!なんだかいいな」の感覚が「ドリフェス!を好きれるな」に変わり、晴れてドリフェス!PRJを追いかけていくこととなりました。

その後はアプリを遊んだりツイッターを追ったり、自分に無理のない範囲で追いかけてエールを送りました。たぶん課金はしていない方だと思いますし、地方住みなのでイベントにもほぼ行けていません。申し訳ない。

そんなこんなで追いかけ始めて数ヶ月後、仕事がきっかけで心身ともに調子を崩してしまいました。おかげで自分の心がどれだけ貧しいのかわかったので、今では良い機会だったと思っていますが、当時はかなり辛かったし怖かった。心が育たなかったお陰で、自分の感情や、好きなものや嫌いなものを上手く認識することが出来なかったので、自分を刺激するものから離れ、なるべく無の状態で毎日を過ごしていた。この頃のことはあんまり覚えていないけど、アプリは手癖のように開くだけ開いていた気がします。ツイッターは見れなかったけど。生きている人間の眩しさすら心を乱す刺激だった。しばらくして元気になりたいと思えるようになったので、まずは好き嫌いをしっかり認識することをし始めた。脳内では宇宙人みたいなテンションで「ワタシ、コレ、スキ」とか「コレハ、キライ」と目の前のものを一つ一つ確かめた。そんな中でふと、ドリフェス!存在を思い出した。なんとなくキャラクターとキャストの顔を思い浮かべてみると、不思議と胸が温かくなった。ツイッターも覗いてみるとキャストとキャラクターが元気に生活をしていて、その事実だけで涙が出た。その時、私はドリフェス!が好きなんだと感じた。はっきりとした理由はわからなかったけど、ただただ彼らが愛しくて、大好きだと思った。そんな風に何気なく好きでいられることが、とてつもなくありがたかった。そんな存在に出会えて、私は幸せ者だと思った。

そんなこんなで私生活も落ち着き、先日行われたライブツアーの横浜公演に参加した。おれサマには行ったけど、彼らだけのイベントは初参加だ。ちなみにおれサマのDearDreamも凄かった。発光してた。衣装が白いせいではない。多分。

当日、田舎者のわたしは東京から横浜へ行く電車のホームを探すのに大苦戦し、やっと乗車した頃にはグッズ戦争に出遅れていることが明白だった。11時過ぎに会場に着くととんでもない行列が出来ていた。すっっっっっげーーーーーーーー!!!!こんなにドリフェス!を好きな人がいるの!!?ここにいるみんなの頑張りでドリフェス!パシフィコ公演出来てるんだありがとうな…というわけのわからない気持ちにかられた。何目線なんだろう。でも本当にみんな仲間だと思った。人と話すのがあまり好きではないので、特に隣の人と話さなかったけど、この人もドリフェス!を好きなんだと思ったら、なんだかとても愛しくなった。地獄のレコ販待機中も、みんな頑張ってるし私も頑張ろうと謎の励ましを自分に送っていた。

ライブの詳細は色んなレポで語られているので割愛しますが、個人的に面白いなと思ったのがファンの多種多様さ。バンギャっぽいノリの人、ライブハウスノリの人、振付を完璧に踊る人、8割双眼鏡見てる人、推しの時めっちゃ元気になる人。色んな人がいた。人種のサラダボウルや。壮馬くんの言葉じゃないけど、愛だなと思った。色んな形の愛がドリフェス!を支えてくれていると思ったら嬉しくなった。

そしてparadeが生まれるで見た、あの7色のペンライトの海。息を呑んだ。今までに見たことがないくらい綺麗だった。間違いなくキャラクター、キャスト、スタッフ、ファンの皆で作り上げた景色だった。本当に、奇跡だと思った。ドリフェス!に出会えたことも、このライブに来られたことも、5000人のファンと出会えたことも、不幸だった人生も、何もかもが奇跡で煌めいて感じた。DearDreamとKUROFUNEの存在に、ドリフェス!に、わたしの薄暗く透明な人生が肯定された気がした。生きていて良かったと、生まれて初めて思った。

ライブからの帰り道、名前も何も知らない人達の間を歩きながら、これからも一緒に頑張ろうなと心の中で呟いた。

 


活動終了について、正直に言って今の所受け入れられていません。売上が足りなかったことは明らかですが、その他にも思い当たることがあり過ぎてどこを落とし所にしていいかもわからない…。人の人生変えといて隠し事なんかしてんじゃねえよ!という気持ちです(プリンス)。商売なので何でもかんでもとはいかないけど、もう少しね、何かあってもいいと思うんですよ。それについ先日ドリフェス!に人生肯定された人間としてはちょっとお別れが早すぎる。言っとくけどライブ後に立てた超ポジティブ明るい人生計画が早速狂いましたからね。どうしてくれる。せっかく孫もできたのに。

あと、センターが立ちたいと言った武道館でラストステージができるなんて、物語の終わりとしてこの上なく美しいのはわかりますよ。そんなステージを用意してくださる運営の方々には本当に感謝しかありません。愛を感じます。もしかしたらここで終わるのが一番綺麗なのかも知れない。現実的なことまで考慮してドリフェス!のいい終わりと未来を考えているファンの方もたくさんいる。凄い。でも私は美しさを求めてドリフェス!を好きになったんじゃねえ!!好きになったからずっと側にいて欲しいんじゃい!!面倒臭い彼女の如く、去りゆくドリフェス!くんの足にみっともなくしがみついてでも止めてやるからな!!絶対だからな!!!!!

 

というわけで私は、私がドリフェス!を好きで、ずっと側にいたいから、それを叶えるために戦います。

あの日、本当の奇跡があることを、全てのことが奇跡であることを教えてくれたから。